暮らしのための情報発信&ナビゲート 〜住み慣れた住宅を大切に〜 耐震補強
五重塔はなぜ地震に強い?
みなさん、こんにちは。
京都のリフォーム専門店、DOのリフォーム 京都中央ショールームのOです。
先日東寺に行ってきました。
なかでも五重塔は日本で一番高い木造の塔らしく、遠くからでもわかる大きさでした。
こんなお寺が京都駅から歩いて行ける距離にあるのが、京都の魅力ですね!
東寺の五重塔は火災や落雷で何回か焼失したことはあっても、地震には非常に強いです
実際今から約400年前に京都でおこった最大の地震「慶長伏見地震」の時、伏見城は倒壊し、東寺の他の建築物はことごとく倒壊していたのに、
五重塔は無傷だったそうです。
ではなぜ、五重塔は地震に強いのでしょう。
それは五重塔のバランスに関係してます。
実は五重塔はおもちゃの「やじろべえ」のような構造をしているそうです。
やじろべえは中心に芯があり、左右にバランスがとれているため、いくら揺れても倒れないおもちゃです。
五重塔の中心には『心柱(しんばしら)』と呼ばれる大きな柱があり、これはやじろべえの芯のような役割を果たしています。
地震が来た時でも、この柱が揺れを吸収し、建物が倒壊しないようにバランスを取ってくれます。
さらに、五重塔では上階の耐力壁の真下に耐力壁を設けられており、耐力壁も非常にバランスよく配置されています。
つまり、耐震性を上げるには、壁の強さをあげるだけでなく、バランスよく壁を配置するというのが非常に重要だということですね。
実はDOのリフォームの耐震補強では、住んでいる家の壁をやみくもに強くするのではなく、しっかりと耐震診断を行い、
適切な位置の壁を補強することで、壁の強さのバランスがいい家にすることができます。
耐震リフォームに興味がある方はぜひお越しいただき、お気軽に相談いただければ幸いです。
スタッフ一同、心よりお待ちしております!