一戸建て住宅を増改築する場合の法令上の基礎知識
一戸建て住宅を増改築する場合、気をつけなければならない建築基準法上での規制がいくつかあります。 ”建ぺい率”といって、敷地面積に対する建築面積と、敷地面積に対する延べ床面積の ”容積率”は、お住まいの地域によって上限が定められています。すでに、現在の建物が上限いっぱいだと、増築できません。建物の高さに関しても「北側斜線制限」や「日影制限」という規制があり、屋根の庇の高さや屋根の形状を変える場合に注意が必要です。また、床面積が10m2を超える増築の場合や、防火地域・準防火地域に指定された地域での増築は、「役所への届出(確認申請)」が必要となりますので、建築事務所やリフォーム工事店に事前に相談しましょう。