好きな色をバランスよく使う
部屋のカラーコーディネートを考える場合、『色の機能性』を考慮することは、前にも書きました。
だけど、好きな色に囲まれて生活したいという気持ちも正直なところ。
ほどよくバランスを考えた色使いにすると、生き生きとした空間になります。
『赤』は、攻撃的で闘争本能をかき立てる色ですが、適度に使用すると若々しい軽快なインテリアになります。
赤を基調とした壁紙を、部屋全体に用いると精神的に緊張した気分になりますが、一部の壁にアクセントとして使ったり、
ファブリックと共布をキャンバスに貼って、装飾的に用いると楽しいインテリアになります。組み合わせる素材や色を
ナチュラルなものにすれば、カジュアルで若々しいイメージに仕上がります。また、『赤』のような激しい色を用いる場合は、フォルムを草花や曲線のような柔らかいものに組み合わせると、荒々しさは軽減されると思います。
『青』も、勉強部屋や書斎など、精神的安定や集中力が求められる部屋に用いれば、非常に効果的ですが、
この場合もナチュラルなものと組み合わせると、『居住空間』としての暖かみが感じられるようになり、冷たさが軽減されます。
好みの色や機能性を持った色をバランス良く組み合わせて、快適なインテリアを創造してください。