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職人紹介

現場から伝える、リフォームの思い

福田さん 匠

電気

福田さん

「職人同士の連携をもっと密にしていいものを作りたい」

10数年で築いてきたスタッフとの信頼関係

 電気屋を営んでいたお兄さんの影響で同じ道を歩むことになった福田さん。ハウスドゥとのお付き合いは10年以上。今では欠かすことのできない職人さんの一人です。「ハウスドゥのスタッフとは信頼関係ができていて何でもストレートに話し合いができる。どんなにやり合っても後を引かないのがいいですね。いいものを作りたいという目的が同じだからこそ、衝突もするし、分かり合うこともできる」と笑顔を見せます。

「いい職人が揃っている」そう言ってもらえる集団に

 福田さんは、ハウスドゥに携わる職人さんで構成される『ハウスドゥ会』の立ち上げにも尽力しています。「それぞれの職人がコミュニケーションを取りながら、同じ志を持って仕事に取り組むことは、いいものを作るためにとても大切なこと。
 そうなるために、どんな活動が必要か、私たちが考えていかなければならないと痛感しています。お客様の満足度はプランだけでなく、それに携わる職人も大きなウエイトを占めますから」と、これまでの笑顔とは一転して真剣な表情に。京都だけでなく、奈良や大阪でも仕事をした経験を活かし、エリアを越えた職人同士をつなげる懸け橋になりたいと考えています。最後に「各職人が切磋琢磨しながら、技術の向上を目指していけるような団体にしていく」と決意を新たにしてました。
福田さん

「ハウスドゥ協力業者会」では会長として、お客様満足度向上のための抱負を熱く語ってくださいました。

海老原さん 匠

左官

海老原さん

「どんな仕事にも対応できるように、技術を磨いていきたい」

形が残る家づくりの仕事に魅せられて

 左官の道へと進んで18年。海老原さんは意外にも左官の仕事がどんな仕事かよく知らずこの道に入ったと言います。「最初の数年間は掃除などの下働きが中心で、やめたいと思うこともありました」。それでもこの仕事を続けてこられたのは、「自分の作ったものが形になって残ることが楽しかったから」と笑顔で話されます。一つの現場を任されたことをきっかけに自信を深め、独立を決意するようになったそうです。今でも経験したことのないことは先輩方に相談し、学ぶ姿勢を忘れていないようです。

仕上がりを左右する段取りの大切さ

 学ぶ姿勢に加えて海老原さんが心がけていることが、仕事の前の準備。天候や気温で、水分の量や塗るタイミング、乾くまでの時間が変わるため、これまでの経験でそれを予測して準備を進めます。「どんな現場でも下調べをおこたることはない」と強く話します。
 美しいコテ跡が見せどころでもある珪藻土などの塗り壁には特に慎重になります。どこかで手を抜くと、自分の仕事に誇りを感じられない――そんな思いを胸に、仕事に向き合う日々。
 「家は一生ものですから、出来るだけ思いに応えたいですし、手を抜くことはできません。今後、伝統的な塗り壁はもちろん、流行を取り入れたものなど、どんな仕事にも対応できるように、さらに正確な技術や知識を身に着けておきたいと思っています」。
海老原さん

愛用の油焼のコテ。仕事には欠かせない道具の1つです。美しく仕上げられた塗り壁は職人技が光ります。

金田さん 匠

大工

金田さん

「修業時代に習得した技術に、時代に応じたアイデアをプラス」

親方の背中を見て学んだ 厳しい修行時代

金田さんが大工の修行を始めたのは、 建築の専門学校を卒業後。最初は工務店で設計などを担当していましたが、大工さんの姿を間近に見るうちに、自分も大工を目指したいと思ったそうです。
「当時は背中を見て覚えろ」の世界ですから、分からないことがあっても親方に聞くことはできません」と言います。 掃除や片付けをしながら親方のやり方を盗み見するようにして覚えていったのだとか。やがて腕が認められるようになると現場を任され、本格的な和室 やお茶室の仕事も請け負うようになったそうです。
「和室に使われる珍しい銘木の見方や、数奇屋ならではの技術を学んだことが、後々にも生きていますね」。

次世代に伝えたい 木造建築の技術

リフォームの仕事は新築にはない難しさがある一方で、面白さもあると金田さんは言います。
「時には困難なこともありますが、そこを解決していくのも腕の見せ所ですから」という金田さんは、難しい現場であるほど職人魂が刺激されるそうです。
そんな金田さんがハウスドゥの仕事を請け負うようになって約3年。協力業者さんのなかでも古株の存在です。 若い職人さんたちに伝えたいのは、昔から伝わる技術を今のうちに身につけておいてほしいということ。
「最近は工場で加工されてくるので 木材に型付けをすることもほとんどありません。でもいざというときにできるように、きちんとした技術を覚えておいてほしいですね」。そのためには、どんどん技術についても聞いてほしい とか。「昔のように背中で覚えろという 時代ではありませんから」と笑います。 一方で、お施主様にも気軽に話しかけてほしいとのこと。「お施主様ご家族の夢や希望を叶えて、居心地のいい家にするために、職人もアイデアを出して応えますので、遠慮しないでください」。
時代とともに仕事のやり方が変わっても、家づくりを支える職人の心意気は変わりません。
金田さん

金田さんにとって1番の相棒とも言える道具が差し金。シンプルでいて機能的なところが好きだとか。

兼田さん 匠

大工

兼田さん

「丁寧な仕事を通じて住みやすくて美しい家をつくりたい」

昔気質の親方のもとで学んだ修行時代

幼い頃に見た大工さんの格好良さに憧れて、大工の道を目指したという兼田さん。高校を卒業後、地元を離れて京都の専門学校に進学、その後は材木店勤務を経て大工の道へと進みました。最初に入った工務店では築5年を超えるような京町家のリフォームもたくさんあったそうです。「そこでの経験から、古い木材の中に新しい木材を違和感なく組み上げるための工夫や、古い建物ならではの慎重さなどを身に付けたと思います」と兼田さん。
当時の親方や先輩たちは年齢も離れていて昔気質。仕事には妥協を許さず厳しかったそうです。「最初はカンナやノミを研ぐように言われるのですが、何度もやり直しをさせられました。どこがダメなのかさっぱり分からないまま、ただひたすら研いでばかりでした」。
それでもOKが出るまで研ぎ続けたことで体に技術が染みつき、やがて自分の肌感党として理解できるようになったそうです「厳しい指導があったおかげで、道具の扱い方や大切さを学ぶことができたと思います」と当時を振り返ります。仕事に妥協しない先輩たちの姿勢を間近で見てきた経験が、今の自分の仕事にも活きているようです。

目につかない場所も美しく丁寧な仕事を

リフォームを多く手がけていくなかで、強く意識をするようになったのが細部の美しさへのこだわりだとか。
「修行したときの親方が、細部まできっちりとした仕事をする人だったので、自分も目立たないところも手を抜かず美しく仕上げる意識が高まりました」。完成後に隠れてしまう部分も同じで、どこでも丁寧にするということが身に付いたそうです。
そんな大工という仕事の魅力について、「人がずっと居る、家という場所をつくることができること」と話す兼田さん「家は大工の善し悪しで決まるとも言えるので、責任とやりがいを感じますね」。
将来は、若い人たちを育てていきたいとか。「それまでにもっと勉強して、技術力を高めるとともに、自分自身が成長しておきたいと思っています」。
兼田さん

3人のお子様の笑顔に仕事の疲れも癒されるとか。

岡本さん 匠

大工

岡本さん

「お客様の喜ぶ顔を励みに、技術を磨いて、レベルの高い仕事を目指したい」

父の背中を見て憧れの大工の世界へ

 岡本さんは幼い頃、大工の父とともに建築現場に出かけることもあり、自然と同じ道を歩むようになったそうです。「家が出来上がっていく過程を目の当たりにし、感動したことを今も覚えています」と当時を振り返ります。
 ハウスドゥの協力業者となったのは、現場の職人さんにお任せという昔ながらの工事のやり方に疑問を感じ始めたからだと言います。「お客様と一緒に家づくりを行い、喜びを分かち合うというハウスドゥさんの考えに共感して、自分もその一員として仕事をしたいと思うようになったんです」。

お客様重視の姿勢で信頼される職人に

 リフォームは現場ごとに工事の方法が異なるため、毎回新しい刺激を受けていると言います。「毎日が勉強です。一軒一軒、初心に戻って仕事に取り組んでいます」。
 「リフォームではお客様の生活の場が工事現場になります。工事によってご不便やご迷惑をかけないのはもちろんですが、朝夕のご挨拶や丁寧な掃除を心がけることで、工事中も安心して暮らしていただけるようにと思っています。たそのことを皆さんに評価していただけることが、仕事の励みになっています」と話します。
 常々「お客様の気持ちになって仕事をする」ことを信念とする岡本さん。施主様の喜ぶ顔が、さらなる家づくりへの情熱につながっているようです。
岡本さん

大工学校に通い始めたころ、初めて自分で買ったカンナと金槌(玄能)。今も一番信頼できる相棒のような存在です。

西尾さん 匠

大工

西尾さん

「お客様からの『ありがとう』その一言のために頑張れる」

高校卒業後、家業を継ぐ。大工の道は奥が深い

 大工だった父の背中を見て育ち、大工という仕事を身近に感じてきた西尾さん。家業を継ごうと考えたのは中学校3年生の時。「兄が家業を継がない意志を出し、それなら自分が継ぐしかない!と思いました」。高校卒業後、宮大工として2年間修業。ツガなどの木材加工やシャクリといった加工技術など細かな仕事を学んできました。「朝6時から夜12時まで働きっぱなしで、きつかったですが、今思えばとても濃い2年間。」と振り返ります。「当時はよく分からないままやっていましたが、今ではこの2年間が仕事の根幹にあります。大工の世界は奥が深いです」。

大工としてこれからも高みを目指し続けたい

 「昔の大工は寡黙でも仕事がありましたが、最近は業者の担当者やお客様とコミュニケーションが取れる大工が求められている気がします」。実は人見知りの西尾さん。現場ではお客様となるべく会話をして、人間関係を築く努力をしているそうです。
 これからの目標は「大工としてさらに腕を磨くこと」。なかでも力を注いでいるのが和室。高い技術を要する『仕口』や『欄間』などにも挑戦したいと考えています。お客様から言われて嬉しいのは、やっぱり「ありがとう」の一言。「難しい作業があった現場なら、なおさらこの言葉が胸にしみます」。西尾さんはこの一言のために、今日も技術を磨き続けています。
西尾さん

愛用している道具たち。どれも大切に手入れしています。

新井さん 匠

大工

新井さん

「細部までこだわった大工の技を後世の人にも伝えたい」

設計を経て大工の道へ。父のもとで再出発

 大工だった父の影響で、幼い頃から家づくりに関心があったという新井さん。専門学校では設計を学び、建設会社に就職しましたが、「父のように形に残るものを作りたい」と20代半ばで父のもとに弟子入り。大工の仕事は、求められた設計通りに形をつくる点に面白さがあるといいます。以前、イメージパース通りに完成した住まいを見たお施主様が「すごい!」と歓声をあげられた時の笑顔が今のやりがいと誇りにつながっているそうです。

大工の技を若い人にも伝えたい

 新井さんが今後取り組みたいと思っているのが、大工という職業の広報活動だとか。「職人の技術のすばらしさや、形のあるものをつくる仕事の楽しさを広く知ってもらえるような活動をしていきたいと考えています」。
 そのためにも、お客様には気軽に声をかけてほしいと語ります。「話すことで自分たちの仕事を知ってもらう機会になりますからね」。その言葉には、業界の将来を見据え、技術の継承と人材の育成への熱い思いがあふれていました。
新井さん

駆け出しのころに購入した墨壺は今も現役。自ら手を入れて、使いやすくなった道具に、愛着も深まります。

辻さん 匠

解体工事

さん

「解体は、リフォーム工事の始まり段階。ご近所の方にも気を配りつつ、素早く丁寧に解体を進めます」

ただ解体するだけではなく効率も丁寧さも求められる

 建設会社で土木関係の施工管理をしていた辻さんが、門戸を叩いたのは36歳の時。解体というのは、ただ力任せに壊せばいいというものではありません。「大工の作る逆を想像して壊すといい」と先輩に教わったことをよく覚えています。リフォームの解体は特に複雑で、残すべき部分を傷付けないよう細心の注意を払います。「長年大切にされてきた住まいですから、慎重に解体していきます。現場でお客様からふいに思い出話などを聞くと、思わずウルッと来てしまうこともありますね」。自分たちが解体したその数ヶ月後に見違えるようにきれいになったお家を見たとき、とてもやりがいを感じるそうです。

仕事の信念や職人の技術を次の世代に伝えていく

 工事で大切にしていることは、ご近所の方への配慮。解体時には、どうしても音やホコリが出てしまうため、防音シートなどで保護するなどして最小限に抑えられるようよう努めているそうです。
 「今でも日々勉強だと思っています」と、謙虚な姿勢を崩さない辻さん。先輩から教わったことを若い世代に分かりやすく伝えることに試行錯誤しているそうです。
「古い木造建築や長屋、特に間口が狭い4軒長屋の一部をリフォームする場合などには、特殊な技術が必要になります。そういったものも、今後は若い世代にも引き継いでいければと思います」と話してくれました。
辻さん

解体の必要品『バチ』は、70代になる先輩が引退するときに受け継いだもの。テープを巻くなどカスタマイズして使っています。

稲井さん 匠

給排水

稲井さん

「スピードと正確な技術を高め、お客様に安心を届けたい」

水廻り工事を通じて暮らしの安心を守る

 稲井さんは水廻りの設備や給排水の工事の職人さんです。「『仕事は盗んで覚えろ』という親方だったので、昼休みも惜しんで技術を覚えるうちに水廻り工事の重要性を実感し、やりがいを感じるようになりました」と話します。水漏れや排水の詰まりは暮らしへの影響が大きいため、仕事への責任感が生まれ、今まで以上に人の役に立ちたいと思うようになったそうです。
 しかし水廻り工事の難しさは何と言っても外からは見えない点です。そのため、長年の経験を活かし事前準備を入念に行っています。「前日に工事のシミュレーションを入念に行ってから現場に向かいます。そうすることで、どんな現場でもスムーズに工事を終えることができるんです」と稲井さん。

強い信頼関係が、さらなる技術向上に

 モットーは、『見えない部分だからこそ妥協してはいけないということ』。「お客様が気づいていない不具合も含めて迅速に修理し、安心して暮らしてもらえるように心がけています」。
 お客様の喜ぶ笑顔にくわえ、実はハウスドゥの営業担当者との信頼関係がプロ意識を奮い立たせる要因になっているそうです。「その信頼や期待に応えるためにも、常に技術を磨いていきたいですね」。
 現在は息子さんが弟子入りし、親方の立場として仕事を見守る日々。「息子には、重要なライフラインを担う仕事だと自覚して、誇りを持って取り組んで欲しいと願っています」。最後は父親の表情になって、お話ししてくださいました。
稲井さん

水道工事に欠かせないパイプレンチは、先代親方から譲られたものだそうです。

西脇さん 匠

建具

西脇さん

「意識せずに扉を開け閉めできる。お客様の"当たり前"を守るのが我々の仕事だと思っています」

職人のプライドを持ち妥協を許さない姿勢を貫く

 「お客様にとっては、何も感じることなく扉を開け閉めできるのが普通。しかしその"当たり前"の状態に仕上げるのが実は難しいのです」と西脇さん。施工時には、お客様が使う場面を想像して使いやすさを追求することはもちろん、建具を外さないと見えないようなところまでこだわり、手を抜くことなく仕上げます。そういった西脇さんの丁寧な仕事ぶりから伝わってくるのは、職人としてのプライド。想像以上の仕上がりを見て、感動するお客様が多いことも頷けます。

未来の建具業界を担う職人の育成にも注力

 建具職人になり22年が経っても、向上心と探求心は変わらず持ち続けている西脇さん。「建具は種類が多く、つくり方もそれぞれ違います。常にアンテナを立てて勉強していかないと"真の職人"にはなれないのです」と新たな技術の習得にも余念がありません。
 「既製品の建具が主流になり、業界は縮小しつつあります。機械作業も増えてきましたが、手作業でしかできないオーダーメードの建具をつくることのできる職人も絶対に必要。全てを手作業で加工できる技術を後世につないでいきたいですね」と熱く語ってくれました。
西脇さん

「息子たちには自由な道を進んでほしい。一方で、業界を守るためには建具職人を継いでもらいたいという思いもあります」と西脇さん。

山本さん 匠

防蟻工事

山本さん

「住まいに関するあらゆる悩みに応えたいという思いが仕事の原動力に」

「継続は力なり」の気持ちで住まいのお困りごとに対応

 山本さんは大学卒業後営業マンとして働いていましたが、事業を起こしたいと一年発起、"住まいの総合メンテナンス"を看板に掲げて独立。ハウスクリーニングや害虫駆除などをメーンに幅広い業務を請け負っています。
 知り合いの人たちから相談されると、「なんとか協力したい」という思いで、ひたむきに取り組んできたそうです。時には困難もありますが、トラブルが解消されていくことで"人の役に立てる"という喜びの方が勝るのだと言います。「師匠について修業をしたことはありませんが、新しい相談ごとがあるたびに資料を調べるなど試行錯誤しながら知識を増やしてきました。『継続は力なり』をモットーにやってきた、多くの経験が力になっていると思います」。常に新しいことにチャレンジし、向上心を持って取り組む山本さんの姿勢が、現在の信頼につながっていることは言うまでもありません。

仕事を通じてまわりの人たちを笑顔に

いつも相手の立場に立って物事を考えてきた山本さんは、仕事を通じて、お客様や家族など自分が関わる人たちみんなの笑顔を見たいと語ります。「そのためにはまず自分が幸せであること。そんな気持ちで仕事に取り組んでいます」と笑顔で話してくれました。
辻さん

休日はパパっ子の小学生のお嬢さまのために、家族サービスをする良きお父さんです。

中村さん 匠

塗装

中村さん

「お客様の喜ぶ顔が私の喜び。この人で良かったと思ってもらえる仕事を」

お客様に寄り添った塗装職人をめざして

 父親が塗装業を営み、職人さんが出入りする環境で育った中村さん。現場の活気や職人の仕事ぶりを見て「この感じ、いいな!」と思ったそうです。「仕上がりは作業する職人によって全く違う。仕上がりをあらかじめイメージして、お客様の望んでいるものをカタチにできるのか。そこが腕の見せ所だと思い、父親の元で懸命に学びました」と当時を振り返ります。父親との価値観に差が生まれたのは25歳の時。「自分自身の技に誇りを持って働いていた昔ながらの職人の父と、お客様の想いや時代の流行を取り入れたい自分。その違いに気づいたとき、独立の道を選びました」。

どんな質問や疑問にも誠実に、正直に対応

「挨拶や身だしなみ、整理整頓、お客様とのコミュニケーション。職人としての技だけでなく、これらの全てが必要とされている時代です」。
 こうした姿勢は、お客様へ安心感を与え、信頼へとつながっています。「お客様のどんな疑問や質問にも正直にお答えします。良いことでも悪いことでも。それが信頼関係を築くのに大切なことです。以前、お客様に『あなたが思っているより、あなたにはいい所がいっぱいある』と言われました。その時、自分の存在は価値なのだと気付きました。この人にやってもらって良かったと思ってもらえるように、これからも自分を磨いていきたい」と真っすぐなまなざしで語られました。
中村さん

仲良しな息子さんとの写真。息子さんが野球で甲子園に出場し、応援に行くのが夢だそうです。

大橋さん 匠

サッシ

大橋さん

「安全第一に、お客様の暮らしを窓で快適に」

家づくりに憧れて他業界から転職

採光や風通しなど、住まいの快適さに大きく影響する「窓」。そんな窓に関わるエキスパート・株式会社MADOリードの工務部長を務める大橋さんは、大工だった父の影響で、子どもの頃からものづくりが好きだったそうです。しかし、高校卒業後は親族の紹介もあり、流通業界にいったん就職。
「流通業で数年間働きましたが、やっぱり父がやっていたような家づくりなどの建築関係の仕事に就きたいと思い、いまの会社に移りました」と、家づくりへの憧れがあったと言います。
主な業務は、サッシなどの窓枠やガラス、網戸などの付け替え。その範囲は、住宅だけでなくマンションや大きなビルまで、建物全般にわたります。高所での作業が多くなるだけに、職場のモットーは何よりも「安全第一」。重大事故につながりかねないため、安全管理は徹底的に気を付けています。
「この仕事の難しいところは、建物の工法によって、付け方や部品などが変わってくること、古い商品から最新の商品知識まで必要となってくるところです。最初は毎日が勉強で苦労しました」。畑違いからの転職だったこともあり、お客様の相談に対して迷わずに提案ができるようになるまでに10年近くを要したそうです。

窓の付け替えで快適な暮らしの実現を

実は、窓に加えてエクステリアまで幅広く取り扱っているそうで、必要な情報量は膨大です。そのため、毎月社内での勉強会を開催。情報や知識の共有を進め、お客様への提案に活かしているそうです。
そうした日々の取り組みが信頼につながり、次の工事の依頼に発展していくと言います。
「窓は長く使うものなので、安心感を持ってもらえるようにしたいと思っています。特に現場の人間がお客様の声を1番近くで聞くことができるので、お客様の思いを大切にして、仕事に反映していくよう心がけています」。
防音や断熱など、機能性も高まっている窓の世界。「窓を付け替えて暮らしが良くなった」と実感してもらうために、常にお客様の思いに寄り添いながら、商品提供を行っています。
大橋さん

ご家族そろっての食事会の様子。仲の良さが伝わります。

波戸辺さん 匠

内装

波戸辺さん

「目につく場所だからこそ、手間をかけて美しさにこだわる」

仕事をして初めて知った父の腕の素晴らしさ

内装業の世界に入って30年余りというキャリアを持つ波戸辺さんがこの世界に入ったきっかけは、お父様からのお誘いだったそうです。
「内装業をしていた父が独立するときに、一緒にやらないかと声を掛けてくれました」と波戸辺さん。
子どもの頃から、工作などのものづくりやバイクいじりが好きだったこともあり、手先を使う仕事に興味を持ったそうです。
お父様と一緒に仕事をするようになって分かったのは、職人として高い技術を持つ父の偉大さ。
「簡単に考えていたのですが、自分にできないことをやっている親父の姿を見て凄いな、と」。そんなお父様の背中を見て技を磨いた波戸辺さんが心がけているのが、仕上がりの美しさです。
「内装はお客様の1番目につく場所なので、きれいな仕上がりのために取り入れられることは、多少手間が掛かったり遠回りになったりしてでも、実践していくようにしています」
その結果として、お客様に頼んで良かった、と言っていただけたときに喜びを感じるそうです。

信頼できる仲間の存在が仕事をする誇りに

内装工事は、床や壁の他、体を傾けながらの作業が続く天井もあり、体への負担も少なくありません。
「1人での作業が難しい場所や、人手が必要なときは仲間に協力を頼むこともあります。以前、大きな仕事が重なって手が回らず困っていたとき、自分も手一杯のはずの仲間が声を掛けてくれて、乗り切れたことがありました。信頼できる職人仲間の存在が、1番の財産だと思っています」
そんな波戸辺さんが今気に掛けているのは、職人さんの減少だそうです。現在は積極的に同業者が集う場に顔を出して、技術の高い職人さんたちとのネットワークをつくるようにしています。「いずれ下の世代を育てていけるようになれば」。今後の業界を背負っていく立場として、職人育成のために力を注いでいます。
波戸辺さん

クロス貼りに欠かせない「ジョイント定規」。しなりがあることで、しっかりと壁に押さえつけることができ、美しい仕上がりになります。

江上さん 匠

内装

江上さん

「全てのお客様にご満足いただけるよう技術を向上させることはもちろん道具にも、とことんこだわります」

「自分の技で勝負したい」内装の職人を目指す

 クロスやフローリングなどを貼る内装工事を担当する江上さん。現場での挨拶はもちろんのこと、お客様との何気ないコミュニケーションも大切にしていると言います。
 それもそのはず、職人を目指す前は、父親の営む飲食店で接客をしていたといいます。店を手伝うなかで「自分でもいつか経営をしてみたい」と思うようになり、手先が器用であることを活かして内装工事の職人に進むことを決意。
 「早く技術を身に付けて一人前になろうと、現場で余った石膏ボードやクロスの切れ端をもらっては、家に持ち帰り、クロス貼りの練習を繰り返しました」と、当時を振り返ります。

お客様の笑顔のために仕上がりの美しさを追求

 江上さんは、内装工事という仕事の魅力を「自分が手がけた部分を、お客様が日常生活で毎日見てくれること」だと話してくれます。「クロスを貼ったら、一気に雰囲気が変わるね」「キレイにしてくれてありがとう」と喜んでもらえることがやりがいだそうです。
 お客様の喜ぶ笑顔にくわえ、実はハウスドゥの営業担当者との信頼関係がプロ意識を奮い立たせる要因になっているそうです。「その信頼や期待に応えるためにも、常に技術を磨いていきたいですね」。
 一方で「お客様が毎日目にする場所だからこそ、万が一不備があった場合、不快な思いをさせてしまいかねない」と、責任感を強く持ち、気を引き締めて作業をする毎日。「クロス貼りはとても繊細な作業で、0・1mm単位の世界です。特に神経を使うのが、クロスを貼り合わせるジョイント。継ぎ目が目立たないように貼れるかが、技の見せ所です。」笑顔の奥にある、飽くなき向上心。彼の挑戦はこれからも続きます。
江上さん

「子どもに憧れられるような父親になりたいです」と江上さん。

ハウスドゥ協力業者会

お客様に提供するリフォームの品質向上のため、月に1 回各分野に特化した協力業者分科会を実施し、技術面や安全衛生の向上のための勉強会を開催しています。 またお客様からいただいたご意見も共有し、サービス向上、お客様満足度向上のための勉強会を実施しております。 また年に2 回、全協力業者が集うハウスドゥ協力業者会を実施し、お客様から高い評価をいただいた、模範となる協力業者の表彰を行っています。

ハウスドゥ協力業者会

協力業者安全衛生評議会

リフォームの施工中に品質向上、安全衛生の向上を目的として、職人とハウスドゥのスタッフが各現場をパトロールにまわります。 構造の確認や工事の工程、現場の整理整頓などの安全衛生をチェックし、お客様満足度向上を目指しております。

協力業者安全衛生評議会

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