住まいの状態・費用を考えてた増改築方法を
部屋や収納を増やしたい場合に既存の家屋にそのまま差しかけて増築する方法が、「差しかけ増築」です。既存の解体部分が出入り口のみと少なくて済み、低コストで行えるので一般的によく用いられる方法ですが、見た目があまり良くないことがデメリットです。また、「差しかけ増築」で、天井を高くしたい場合や2階まで増築したい場合は、既存の屋根を一部解体して増築します。既存の部屋を広くしたい場合に、建物の屋根と壁を取り壊して増築する方法は、「取り壊し増築」です。解体部分が増え、場合によっては補強が必要になるので、「差しかけ増築」よりもコストが高くなります。平屋に2階部分を増築する方法は、「おかぐら増築」です。既存の1階部分の屋根を撤去して増築しますが、その際に柱や梁の補強が必要となるので、費用がかかります。住まいの状況に合わせた増改築方法を選びましょう。