光と体の関係
人のこころやからだは、光の当たる方向やその明るさの変化によって、さまざまに影響を受けています。これは太陽の一日の動きと対応しています。ですから、同じ環境を照明でつくり出すことにより、太陽と同等の効果を得ることができます。朝日のように横からの光は活動のきっかけになります。照明器具ではハロゲンランプなどがこの光色(色温度)です。昼間の太陽のように上からの明るい光は人を活動的にします。ちょうど天井に蛍光灯をつけているような状態で、仕事や勉強をするには最適なあかりです。そして、夕日のように下からのオレンジ色の光は、人に安らぎやくつろぎを与えます。白熱ランプのようなやわらかい光がこれにあたります。たとえばベッドルームの照明は、天井に照明器具を付けなくてもスタンドがあれば十分ということです。天井に明るい蛍光灯をつけるとかえって眠れなくなってしまいます。